「オトナ婚です、わたしたち: 十人十色のつがい方」という本を読みました。
10組のカップルの暮らし方・生き方・関係性を女性側から語った本。
1組女性同士だったから、カップルの一方から語った本というのが正確か。
なので、タイトルの「わたしたち」というのは、カップル単位ではなく、語った10人の一方のお話ということ。
「結婚って何だろう?」と思ったことのない人には、きっと新鮮な本。
こういう形、暮らし方もあるんだよと。
そういう生き方もあるんだ!と思う人もいれば、どうしてそんな面倒臭いことするんだろう?普通に結婚すればいいじゃん!とも思う人もいるだろうね。
全体的には楽しく読みましたが、明治民法の生き残りで、僕が諸悪の根源だと思っている「入籍」という言葉が出てくる度に、(冒頭に注釈はあったけれども)うぎゃっ!と思いました。きっと世間的にはそこは全く気にしないところでしょうが。
あと、多様な暮らし方があるのを、「(オトナ)婚」という「結婚」カテゴリーにまとめてる感じがするのも、どうしても気になる。
「結婚」じゃない暮らし方もあるよって言いたい本だと思うので、その辺りがどうも腑に落ちない……。わざわざ「○○婚」と呼ばなくてもと。
そんな中、GINZAの2013年5月号「岡村靖幸 結婚への道」での岡村ちゃんと糸井重里が面白くて。
男側からの話だからかな?